趣味遍歴 
2020.3.8
       過去にボクが関わった趣味は実に多い。数年で止めたものから、未だに続いているものまでいろ
       いろある。このような人を「飽き性」、「気が多い」と言って軽蔑する人も居るが、ボクはそ
   うは思わない。何でも知ろうとする人は、人生に前向きな人であり、何にも関心を示さぬ人よ
   りよほどマシだと思うからだ。

    今までボクがかじった趣味は以下のようだ(●;現在も続行 〇;現在やっていない)。
       〇小鳥の飼育(ジュウシマツ、ブンチョウ、セキセイインコ、カナリヤ、ベニスズメ、ニワト
   リ、ウズラ、伝書バト、スズメ、ヒバリ、カラス、トビ、メジロ、シジュウガラ、ヤマガラ、
   シジュウガラ、エナガ、コマドリ、キビタキ、オオルリ、ウソなど)・昆虫(鈴虫、クワガ
   タ、カブトムシ等)

       ●釣り(渓流、川、池、湖、海);キャッチ&リリースではなく、キャッチ&イートの釣り。
   トカラ列島、隠岐の島の離島の磯を含め、全国各地の河川は無論、アラスカ、樺太島の河川
   にも遠征

       〇俳句(阿波野青畝主宰:かつらぎ同人約5年間、堂々と号す)
       〇盆栽(主としてサツキ;自己流、約5年間、山口へ引っ越しを機に譲渡)
       〇陶芸(自己流、約3年間)
       〇篆刻(自己流、約3年間、主として卒業生の名前印、蔵書院を作成)

       〇弓道(大学時代にクラブ所属;4年間2段)
       ●卓球(約12年前から現在も。卓球クラブ:レインボー・オーロラに所属)

       ●旅行、最近は探鳥旅行が多い
       ●パソコン(約40年間)
   〇白黒、カラー現像技術(富士フィルム;1年間)、レントゲン現像(趣味ではなく仕事)
       ●写真撮影(我流・何でも撮るが最近のメインは小鳥、HPに掲載)
       ●ダンス(全10種目;59歳から現在に至る。山口市こいね会、現在狭山ダンスクラブ、愛好会
          に所属)

       ●刃物・研ぎ(主として出刃包丁、刺身包丁、ウナギ包丁、野菜包丁、その他蕎麦切り包丁、
   中華包丁など約20数本)

       〇ソバ打ち、うどん打ち;一部をHPの我楽苦多に掲載
       ●家庭菜園;季節の野菜栽培
       ●果樹の盆栽;2021年から本格化
       干物・燻製作り;釣って来た魚で気が向けば今でも時々やる
   漬物作り;冬に現在も時々作る
       〇魚の飼育・繁殖;熱帯魚、淡水魚、金魚、特にランチュウ、メダカ
       〇1級船舶操縦士免許証(自分の漁船で海釣りのため)
       〇ウォーキング;ドーブンの雑記帳に内容掲載
       ●探鳥と鳥の撮影・記録;ドーブンの雑記帳:趣味、その他「探鳥と鳥の撮影」
       ●読書;乱読
   等々、枚挙にいとまがないほどある。数年で止めたものもあるが、未だに続いているものも
  多い。趣味とは頭の休息でもあり、活性化でもある。

   小鳥の飼育は小・中学生の頃、釣り・パソコン歴が最も長く大学時代から現在に至るまで
     (パソコンの知識はない)、比較的短かったのは俳句、盆栽、陶芸、篆刻で数年間である。俳句
      は大学の研究が忙しくなったため、家内との競争を避けるため。盆栽は山口へ転勤したため、
  陶芸は大事に至らなかったが火事を起こしそうになったため、熱帯魚はサーモスタットの故障
  から全滅が相次いだため、淡水魚・ランチュウは稚魚の処分に窮したため、篆刻は自己流だっ
  たためで、皆それぞれの理由がある。

        退職後、一時期ウォーキングに凝った。その全記録は「ドーブンの雑記帳」の「旅&ウォー
      キング」に記載している通りである。しかし単にがむしゃらに歩くだけのウォーキングは余り
      楽しくはなく止めた。やはりウォーキングは周辺の景色、歴史、風物、花や鳥など楽みながら、
      自分のペースで歩きたい。

         刃物は趣味というより、むしろ獲った魚を綺麗にさばくため、ソバやウドンを切るために購入
  したもので、出刃包丁、刺身包丁初め、そば切り包丁、ウナギ包丁、中華包丁等々、知らぬ間
  に約20数本ほどになってしまった。
その他の趣味は未だに細々と続いている。
        多趣味は無芸(多芸に無芸)とよく言われる。一部当っているとも思うが、一向に気にならず、
     やらぬよりはずっとマシだと思っているし、ようは能力があるか否かの問題で、一様に考えるべ
     きではない。むしろ、悔しかったらやって見ろと言いたい。ボクの趣味は、自己採点で良くて概
   ね70点ぐらい・・・、典型的な下手の横好きだ。

        知識だけでは実際どれだけ難しいか、何処が難しいか、面白いのかが判らない。実際やってみ
   て初めてその本当の良さ、面白さ、難しさが判るのだ。

         しかし趣味は苦労でもある。楽しいばかりでなく、むしろ苦労の連続かもしれない。よくやる
   なあと自分でも感心することさえある。知らず知らずに、苦労に耐えるだけの根性も育つ。

         正直な話、趣味には結構お金も掛かる。金のかからぬ趣味もないではないが、大抵は予想以上
   に金を使っている。これまでのボクの趣味をざっと考えても、家一軒ぐらいは買えるだろう。決
     して大げさではない。中古の漁船を購入したり、いろいろ道具を買ったり、海外旅行、ウォーキ
     ングや探鳥旅行、カメラ、パソコン等々、趣味にはお金が掛かるのものだ。しかし、その出費は
     少しも惜しいとは思わない。ボクの生きた知識、経験として残っているからだ。
したがって、趣
     味のない人が、概して金持ちには多い。

      死ぬまで何かを楽しみながら生きたい。それが何かは、今のボクには判らない。パソコンが使
     える間は、それから情報を得るばかりではなく、思ったことや何かを書いたりし、情報を発信し
     たりするのだろうけれど、それもできなくなったら、後は楽しかった夢でも見たいものだ。