武庫川リバー・サイド・ウオーク 
開 催 日 :H25年1月27日(日)
集合場所:阪神電鉄武庫川線「武庫川」駅ホーム 9時50分集合
行  程:阪神電鉄武庫川線:
洲先(すざき)」駅 → 南武橋 → 阪神本線「武庫川」駅下 →
     武庫川橋 → 上武庫橋 → 甲武橋 → 武庫川・仁川分岐 → 阪急「仁川」駅
歩  行:約10キロ、約3時間30分程度  
コ ー ス:武庫川沿いを上流に向け歩き、野鳥や変わった動物、遠くの山並みを眺めながら、思わぬ発見
     があるかもしれない面白いコースだ。集合場所の阪神電鉄武庫川線は、利用経験をお持ちでな
     い方も多くおられると思われる支線だ。
参 加 者:計23名 (アイウエオ順、敬称略)
     女性:荒川、岡澤、奥野、栗山、丸谷、森本、安場、吉澤  計:8名
     男性:乾、大谷、大西、岸田、佐藤、曽根、谷川、別所、曲直部、森本、安川、安場、
        山本(剛)、山本(智)、屋良  計:15名
内容概略:
 洲先の武庫川左岸河川敷で安場氏のコース説明、大谷氏から阪神・武庫川線の歴史を教わり、10:25に上流に向け出発。多少寒いが風もなく天気は絶好のウォーキング日和。河川敷のグランドには野球やサッカーの練習に励むちびっ子チーム、遊歩道には散歩、ウォーキング、マラソンを楽しむ人たち、自転車道には颯爽とペタルを踏む人たち、岸辺でユリカモメに餌を与える人達、川ではカヤック競技の練習をしている学生さん、皆んな思い思いに好天の休日を楽しんでいた。
 川面には沢山のユリカモメ、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、カイツブリが遊び、岸辺にはコサギ、アオサギ、ゴイサギがじっと不動の姿勢で小魚を狙う。カワウの群れが中洲で羽を干していた。タシギ、セキレイ、ハクセキレイがせかせかと岸辺を走り回っていた。また岸辺の白い実が付く大木にはヒヨドリやムクドリが実をつつき、時折枯れた草原からスズメ、ムクドリの大群がぱっと空に舞った。ずるそうなカラスが餌のおこぼれを狙ってユリカモメの群れを追いかけていた。
 足指に水掻きがある大ネズミのような人慣れしたヌートリア一家(注)が、ニンジンをもらって目を細め美味そうに食べていた。
 武庫川橋の上手の河川敷で昼食をとり、そこで集合写真を撮る。
 しばらく上流に向かうと川はふた又に分かれ、右の本流が武庫川、左手の細い川が二川だ。二川はしばらく伏流水となっているらしく水無川だったが、少し登った堰の上からは小川となっていた。驚いたことに岸辺の水は凍っていた。
 3時半頃、阪急二川駅前の大阪王将に到着。そこで楽しく新年会と反省会をし、5時過ぎ、各々の帰路に付いた。
感想:
 ともかく好天に恵まれたのは最高だった。河川敷の遊歩道は地道で高低も少なく、脚にやさしく、ほとんど疲れなかった。
 武庫川河畔を歩いたのは初めてだったが、最近はアユの遡上も多いらしく、夏に来ればアユの縄張りが見られるかもしれないなあ、などと思いながら、魚影がない冬の川底を眺めながら歩いた。
 大水に備え、これから河川敷の大規模な改修工事が始まるらしいが、岸辺の自然が残るような、自然に優しい工事であってほしい。
最近毎回思うことだが、ボクも含め皆んなの酒量がぐっと減ってきたのは、淋しいような、嬉しいような。

 注:ヌートリアとカパピラ
 
ヌートリアとカパピラは共に南アメリカ原産のネズミ目に属し、水辺に住む動物でよく似ている。
 ヌートリアはヌートリア科に属し、頭胴40-60cm、尾長30-40cm、体重5-9kgの大型の齧歯類である。体つきはドブネズミに似るが、後肢の第1指から第4指までには水かきがある。オレンジ色の大きな前歯が特徴的である。毛皮を採るために輸入されたのが主に西日本で野生化し殖えている。農業・漁業の面で害獣であり特定外来生物に指定されている。
 一方カパピラはカピパラ科の動物で、体長106ー134cm、体重35-66kgと大きく、尾はなく大きなモルモットのようだ。指の間に水掻きがあり上手に泳ぐ。人懐こく可愛いので、最近各動物園で非常な人気を得ている。両者とも肉は美味で食用にされる。