一喜丸の船出
97.5.31
船首にシャンペンを注ぎ航海の無事を祈る
 山口に移って4年目に1級小型船舶操縦士免許を取得し、23フィートの中古漁船を購入した。動機は釣りが好きだったことと、当時大学で学科長になり、色々嫌な事件が重なって少しノイローゼ気味になっていたので、その気分転換を図るためであった。
 結局仕事が忙しく、2週間に1度乗ればいい方だったが、たまにしか行かないので、行く度に何かとトラブルことが多く、正直なところ余り楽しい思い出はなかったが、今思えばそれも懐かしい思い出である。

 一喜丸とは、父一男と母喜和の上一文字をいただき命名した。それは船の購入費用に、父母から譲られた遺産の一部を使わせていただいたからである。