オオタカ
 2015.11.12:堺市大泉緑地公園
 2015.2.27:堺市大泉緑地公園
幼鳥  2017.1.4:大泉緑地
幼鳥;獲物はオオバン 2017.1.7: 大阪南港野鳥園(遠方のため参考写真)
 2017.1.18:大阪城公園
オオタカ vs カラス 
  冬の昆陽池には多くの水鳥が飛来すると言うので、家内と二人で出かけた。家内は俳句、ボクは水鳥の写真撮影にそれぞれ夢中になって過ごした。
 池を一巡りし、昆虫館では蝶を撮り、駐車場へ戻ってきたが、池の縁に頑丈な三脚を据えバズーカ砲のように太長い望遠レンズを池の中の島に向けて陣取る写真家に出会った。一体何を撮るのだと聞くと、今オオタカが島に居て、カラスを襲って食べるのでその瞬間を狙っているとのこと。約150mほど離れた島の岸辺あたりを目を凝らして見ると、肉眼ではカラスの群れが騒いでいるのしか分らない。しかしじっとよく見ると、何かしら灰色がかった鳥がカラスに追い立てられているような様子だった。
 すでに夕闇が迫ってきており、30倍のズームがついたボクのコンパクトデジカメ(FinePix F600EXR)の画面で見ても余り良くわからない。
 兎も角倍率をいっぱいに上げ、木の柵にカメラを固定し構え、それらしき辺の何枚かの写真を撮った時、灰色の鳥が飛び立ち、それを追ってカラスも飛び立った。カラスはひつこく灰色の鳥を追いかけたが、次の瞬間、灰色の鳥とカラスが絡まりあった感じがし、夢中でシャーターを押し続けた。
 帰ってから写真をパソコンに落とし、拡大して見て驚いた。シャープではないが、明らかにカラスがオオタカにチョッカイをだして集団で脅し、耐えかねたオオタカが飛び立ったが、なおかつひつこく追ってくるカラスの一羽に一瞬襲いかかり、一撃を加えた様が何とか写っているではないか。
 ボクは言いようのない興奮と満足感を味わいながら、何度も写真を見なおしていた。

 そのうちの何枚かを紹介する。
 このような一匹の猛禽類を大勢の仲間の鳥が集団で嫌がらせをすることをモビング(mobbing)「疑似攻撃、疑攻撃」と言うそうだ


 カラスの集団に取り囲まれ追いやられるオオタカ。カラスはオオタカに迫ってはパッと逃げる
 あまりのしつこさに耐えかねオオタカが飛び立った。カラスが追跡する。
追ってきたカラスの一羽に突然襲いかかり一撃を加えた 
 2012.1.28:昆陽池